怪談クラブがお届けする、不良たちの度胸試しスポット、落書きトンネルの都市伝説。肝試しに訪れた先輩が見た、不気味な不良の正体と、トンネルに刻まれた呪いの落書きとは…。
怪談クラブがお届けする、夜勤のスーパーで体験した恐怖。エコバッグの奥に見えた助けを求める顔。彼女は一体誰に捕まったのか?
地方の小さなライブハウスには、「グニャ子」という異様な動きをする幽霊が客席に現れるという噂があった。それは演奏者の目にだけ見え、あり得ない角度で身体をくねらせながら、ステージに近づいてくる。
友人のMから届く、「もう一人の私」の目撃談。その存在は次第に奇妙な姿へと変わっていき、ある日、Mから助けを求めるLINEが届く。電話をかけた私は、それが罠だったことを知る。
林間学校の夜、友人の声に呼ばれて森に入った私。しかし、そこにいたのは友人の姿を借りた、口が裂けた木の顔だった。
水泳部のプール清掃中、耳の奥から聞こえる「水音」。夜、布団に入ると再び聞こえ始めたその音は、やがて冷たい水と共に「細い、濡れた人の指」となって、私の頬を撫でる。怪談クラブが紐解く、耳の奥に潜む、水にまつわる怪異。
部活に向かうため階段を上るたび、3階と4階の間に座る、古びた学ランの生徒。声をかけても返事はなく、彼の顔は白く濁った目で笑っている。
怪談クラブがお届けする、放課後の校舎で迷い込んだ異世界の話。そこは、血のような夕焼けに染まった奇妙な場所で、自分と瓜二つの存在が、家族とともに恐ろしい行為をしていた…。
職場の面倒見のいい先輩。しかしその親切は、やがて私を不気味な廃墟へと誘う罠だった。背後で笑う、びしょ濡れの女の影と、それを操る先輩。怪談クラブが紐解く、善意に隠された、身代わりを求める恐怖。
一人暮らしをするマンションの隣室の住人は、無言で睨みつけ、私を恐怖に陥れる。しかしある日、その隣人は憔悴しきった顔で、「あんたの部屋の女を何とかしてくれ」と懇願してきた。
散歩中に拾った、汚れた一体の人形。私は胸の奥を掴まれるような感覚で持ち帰り、きれいにしてあげるが、それは人ならざるものが宿った人形だった。そして、捨てようとしても、それは再び私のもとへ戻ってくる。
出張で泊まったビジネスホテル。隣室から聞こえるはずのない女性の声。その声は、すすり泣きから笑い声に変わり、やがて私の部屋のドアを叩く。