怪談クラブがお届けする、存在しないはずの商店街をめぐる怪談。最寄り駅のそばに突然現れた「ちのはな商店街」。周囲の人々は昔からあると言うが、足を踏み入れると入口は消え、巨大な頭で笑う住人たちが現れる。ようやく日常へ戻った後、スマホには彼らと笑顔で並ぶ自分の写真が何枚も残されていた。
怪談クラブがお届けする、地図から消えるトンネルの怪談。地元の友人4人で、夜な夜な心霊スポット巡りをしていた頃。蛇坂トンネルで下半身が異様に膨れた、何かの蛇のような巨大な肉塊に遭遇する。肝試しの夜に置き去りにした友人は、十数年後に骨となって戻った。けれど死亡時期だけが、どうしても合わない。
怪談クラブがお届けする地図にも小さくしか載らない山間の村の神の話。そこには「夜、外を歩くときは鈴をつけろ」という奇妙な風習があった。好奇心から裏山に入り、空き家で見つけた掛け軸に描かれた異形。それが、村に隠された神の正体、そして鈴の音を嫌うその「神」との、命がけの一夜を呼び覚ます。
怪談クラブがお届けする、雨の夜に始まった一つの親切が、執拗な訪問と恐怖へ変わっていく怪談。職場の後輩が、コンビニの帰りに見知らぬ女に傘を貸したことからはじまる奇妙な追跡。女は最初から、彼自身のことを知っていたというのです。返されるはずの傘が、静かに人を追い詰めていく。
怪談クラブがお届けする家にまつわる怪異。中国地方の山間部にある母方の実家に、ひとりで泊まりに行ったときのことでした。休暇がてら田舎暮らしを満喫しようと、別荘にでも行ったつもりで訪れました。夜の廊下で呼ぶ母の声。それは本当に、母だったのだろうか。
怪談クラブがお届けする学校怪談。美術部の棚にあるのは、古い石膏像の棚。遠い昔、まだ昭和の時代にいたという女生徒が、自分の自画像を石膏でつくったらしいのです。私たち美術部員は、親しみを込めて、いや、少しだけ不気味に思いながら「マチコの生首」と呼んでいました。その笑顔が、少しずつ生きているものへと変わっていく。
怪談クラブがお届けする列車怪談。学生時代、私は朝早い特急列車に乗って実家に帰省することになりました。早朝の特急列車で出会ったもう一人の自分。ふと横を見ると、女の人が黙ってこちらを見ていました。最後尾の車両に映る影は、今も誰かを待っている。
怪談クラブがお届けする家庭の怪談。大学の夏休み。久しぶりに実家へ帰省した。実家に帰省したはずの私を、家族は別の名前で呼んだ。リビングの家族写真に、知らない人物が写っている。そして、自分の部屋のロフトベッドは、見覚えのない木製のベッドに変わっていた。そこにいるのは、私か、それとも。
怪談クラブがお届けする都市伝説系ホラー。 「見に行く家」と検索すると現れる、不気味な一軒家。 そこに入った者は、必ず...。
怪談クラブがお届けする学校の怪談。 理科室の戸棚を開けると「裏山に呼ばれる」。 封印された標本が、今も仲間を求めて指先を動かす。
怪談クラブがお届けする都市マンション怪談。宅配ボックスがないマンション。 玄関前にAmazonのダンボールが雑に積まれているような、そんな古びた建物。 監視カメラにも映らず、入館記録にも残らない女。彼女はいったい、どこから来て、どこへ消えるのか。
怪談クラブがお届けする山の怪異譚。大学のサークル仲間5人で訪れた山奥のキャンプ、2日目の夜だった。電波の届かない湖畔。星も街灯もない闇の中で、焚き火の明かりだけが頼りだった。拾った古いラジオが語るおめでとうございますの声。 その放送の先に待っていたのは、帰れぬ祝福だった。