怪談クラブがお届けする、建設現場の巨大クレーンに立ち続ける謎の人影と、その正体に迫る恐怖の物語。家の近所で大型マンションの建設が始まった。防音壁の向こうから巨大なクレーンの先端だけがいつも見えていた。ある夕方、帰り道でなんとなく工事現場の方を見たとき、クレーンの先に人影のようなものが立っていた。
怪談クラブがお届けする巨大ショッピングモールの立体駐車場で起きた、逃げ惑う二人が引き離される恐怖と、帰らない者が辿る末路の物語。
怪談クラブがお届けする出張先のビジネスホテルで起きた奇妙な体験談。出張が続いていた頃、私は地方駅前の小さなビジネスホテルをよく利用していた。常連でよく利用していた感じの良いホテル。しかし深夜だけ外出禁止の特別なルールがあった…。ドアの下の隙間から金属が擦れるような低い音が聞こえた。
怪談クラブがお届けする、深夜のオフィスに現れた謎の受付嬢と、彼女に導かれた営業マンの末路を描く怪談。エントランスの自動ドアが開く音がした。夜間は施錠され入れないはずだ。顔を上げると、取引先の営業・田中さんが立っていた。「どうやって入ったんですか?」「受付の方が通してくれましたよ。ほら、あの黒髪の美人の方」
怪談クラブがお届けする、テレアポ中に出会った異様な客と、実際に現れた正体不明の女性の恐怖を描いた怪談。二十歳の頃、私は駅前ビルの六階にあるテレアポのバイトをしていた。狭いオフィスはいつもガヤガヤしていて、断られるだけで終わる仕事にもすっかり慣れていた。ある日受付した客は奇妙だった。
怪談クラブがお届けする、古い一軒家の床下に潜む嬉しそうな声と、封じられた何かの恐怖を描く怪談。数年前、私は通勤に便利な古い平屋を借りて暮らしていた。 家賃も安く、特に不便はなかったが、ひとつだけ気になることがあった。 たまに、誰かに見られているような気がするのだ。
怪談クラブがお届けする、閉店後のショッピングセンターで流れた謎のアナウンス。ショッピングセンター地下の食料品売り場でパートをしていた頃のこと、いつものように片付けをしていると、館内アナウンスが響いた。異形が迫る恐怖を描く怪談。
怪談クラブがお届けする、学校の外れにひっそりと佇む古いトイレ。テスト期間中、顧問に許可をもらって、一人でテニスの練習をしていた。いつもは部員で賑わうコートもその日は静かで、隣接する古い外トイレは、いつも以上に不気味に見えた。声なき「助けて」に耳を貸したとき、あなたの足元からそれが手を伸ばす。
怪談クラブがお届けする、霧にまぎれて人を誘う赤い影。登山が趣味で、週末には一人で山を歩くのが日課だった。前方に人影が現れた。赤い和服の女だった。こんな山奥に和装の女性?と不審に思う間もなく、彼女が静かにこちらを振り返った。それは美しさの裏に潜む、決して触れてはならない存在だった。
怪談クラブがお届けする、ライブ配信中に映ったぬるりと近づく黒い影。俺がよく観ていた配信者に「ハル」という男がいた。社会人で、休日になると地方の渓流や海へ釣りに出かけ、その様子を淡々とライブ配信していた。配信が始まり、しばらくするとコメント欄がざわつき始めた。最後の視聴者コメントが、すべてを物語っていた。
怪談クラブがお届けする、霧の中を進む婚礼の影。あれは数年前、女子中学生の行方不明事件が続いていた頃のことだ。近所の掲示板にもポスターが貼られていて、年の近い妹がいることもあり、他人事とは思えなかった。ある休日、気分転換に一人で近くの山へ散策に出かけた。 消えた少女が向かう先は、祝福の場なのか、それとも。
怪談クラブがお届けする、古びたショッピングセンターの奥で目を覚ました忘れられた客。地元にある古びたショッピングセンターで、アパレル店のバイトをしていた。背後から「すみません」と声がした。え?と思って振り向くと、試着室のカーテンの隙間から、すっと白い手が伸びてきていた。