夜間警備員の俺が担当するオフィスビルで、深夜に14階の警報が鳴った。残業禁止のはずが、そこには卓上ランプの明かりの下、仕事をするサラリーマンの姿があった。声をかけると「すいません」と答えた男。だが、その背中に近づいた瞬間、男の首が胴体から外れて…。
友人と飲みに行った帰り道、古びたバス停で最終バスを待った俺たち。やってきたバスに乗り込むと、そこは昭和のネオンが輝く見知らぬ町だった。不気味な警官に連行された先で、助けを求める男の囁き声を聞き、必死に逃げ出すが…。
怪談クラブがお届けする、ゲームセンターの片隅にある奇妙なプリクラ機の物語。俺が大学生の頃、地元にまだ古びたゲームセンターが残ってた。もう人気もなくて、平日はほとんど人がいないような場所だった。友人とふざけて撮影したプリクラに、見知らぬ女が写り込んでいた。
まだガラケーが主流だった頃。俺はネットで「奇妙な生物」を飼育する日記を見つけた。声真似をし、目が数を増していくその生き物。ある日、サイトは更新を停止する。数年後、社会人になった俺の前に、あのサイトの生き物らしき異形が現れた。そして、俺自身の声で名前を呼ばれ…。
怪談クラブがお届けする海に生きる漁師の話。俺の親父も爺さんも漁師で、物心ついた時からずっと海と生きてきた。海で亡くなった人を見つけた時は、陸に上げて供養するのが漁師の務めだ。ある日、網にかかった水死体を揚げていると、その下からもう一つの異様な影がついてきて…。
怪談クラブがお届けする鎮守の森の言い伝え。地元にある、小さな神社にまつわる話。神社自体は本当に小さな祠みたいなもので、鳥居も苔むしていて、祭りの時以外は人影を見たことがない。子どもの頃、夏休みに友達と肝試しで地元の「鎮守の森」へ入った俺。そこで白い服を着た不気味な女の姿を目にする。
怪談クラブがお届けする、心霊番組のロケ中に起きた悲劇の記録。90年代、心霊番組のADだった俺は、駆け出しのタレントと霊能者と共に心霊スポットを巡っていた。
怪談クラブがお届けする仕事帰りに立ち寄った公園で見た異質な影。仕事で帰りが遅くなった夜、月明かりが綺麗な公園に立ち寄った私。ベンチに座ってぼんやりと影を眺めていると、木の影の中を高速で飛び回る「何か」を見つける。それは、目と口を縫い付けられた人間の生首だった…。
怪談クラブがお届けする、突然見知らぬ工業地帯に迷い込んだ男の恐怖。ふと、空が翳った。驚いて空の方を見た瞬間、私は軽い立ちくらみに見舞われた。見上げると、まるで日蝕のように太陽が黒く欠けていく。ざわつく声も車の音も、すべてが吸い込まれるように消えていった。鉄面の男たちに追い詰められた彼を救った声の正体とは。
怪談クラブがお届けする、フリマで買った人形にまつわる奇妙な話。友人から聞いた話だ。彼は休日にフリーマーケットへ出かけ、そこで小さなビスクドールを見つけた。目はガラス玉、白いワンピースは薄汚れていたが、不思議と惹かれるものがあったらしい。捨てても、燃やしても、なぜか手元に戻ってくる人形の正体とは……。
怪談クラブがお届けする、学校の禁忌。「入ってはいけない教室」と噂される、中学校の三階の教室。夜な夜な声が聞こえるというその部屋の鍵は、頑丈な南京錠で閉ざされていた。好奇心から近づいた私と友人。その時、カーテンの隙間から、逆さまにぶら下がった少女と目が合ってしまい…。
怪談クラブがお届けする古びた公衆電話がつなげた摩訶不思議な着信。仕事帰り、誰もいない商店街で鳴り響く公衆電話。電話の向こうから聞こえてきたのは、亡くなった祖母の声だった。懐かしさに誘われ、近況を話す私。しかし、祖母の声は次第に不気味な音に変わり…。