怪談クラブがお届けする、亡き祖母との感動的な再会が恐怖へと変わる怪談。初盆に帰ってきた祖母。しかし彼女は同じ言葉を繰り返す人形だった。
毎晩のように夢で見る、古びた和室。そこに現れたのは、青白く膨らんだ「死人になった私」だった。祖母が語る、その夢の正体。怪談クラブが紐解く、血筋を辿って現れる、死の予言と夢の呪い。
昭和の夏休み、田舎の祖父母の家で、田んぼの真ん中に立つ「白いもの」を目撃した私。その日から毎晩、家の周りを歩く音が聞こえ始める。怪談クラブが語る、古き田舎に潜む、見てはいけない「それ」の恐怖。
図にも載らない山奥の集落で語り継がれる禁忌。「夜半に裏の山道を通れば、首なし様に連れて行かれる」。毎晩、村全体が息を潜める奇妙な「お流し」の風習。お祓いの後に残された、新たな藁人形と、消えない遠い鈴の音。怪談クラブがお届けする一編。