毎晩のように夢で見る、古びた和室。そこに現れたのは、青白く膨らんだ「死人になった私」だった。祖母が語る、その夢の正体。怪談クラブが紐解く、血筋を辿って現れる、死の予言と夢の呪い。
1990年代初頭、カトリック系中学校に通うMさんが突然、奇行を繰り返す。何かに取り憑かれたと判断され、三つの宗派による合同の悪魔祓いが試みられるが、それは土地に潜む古き存在だった。