病院に勤める私。亡くなったはずの患者が、数年おきに「変わらぬ年齢のまま」再入院してくる。彼は同じ話を繰り返し、やがてその不気味な存在は、私にだけ認識されるようになる。
夏休み、一人で風景写真を撮るため山奥の森へ入ったミオ。古びた鳥居を見つけシャッターを切った瞬間から、道はねじれ、同じ場所をループし始める。そして、自分そっくりの木彫りの像と、木の上から覗く顔だけの異形。