一人暮らしをするマンションの隣室の住人は、無言で睨みつけ、私を恐怖に陥れる。しかしある日、その隣人は憔悴しきった顔で、「あんたの部屋の女を何とかしてくれ」と懇願してきた。
築50年の古い団地で一人暮らしを始めた私。隣の部屋から聞こえるはずのない「家族」の声に疑問を抱く中、ある日、隣の家族の姿をついに捉える。
引っ越したばかりの隣室から聞こえるはずのない物音と、夜に灯る不気味な明かり。空室のはずのその部屋から、壁越しに囁かれる「見てたよね」という声。そこに残された、前の住人の"視線"の正体とは?怪談クラブがお届けする、マンションにまつわる恐怖。