怪談クラブがお届けする、夜道で体験した有名な怪談の恐怖。「テケテケ」の噂は、果たしてただの作り話だったのか。
まだガラケーが主流だった頃。俺はネットで「奇妙な生物」を飼育する日記を見つけた。声真似をし、目が数を増していくその生き物。ある日、サイトは更新を停止する。数年後、社会人になった俺の前に、あのサイトの生き物らしき異形が現れた。そして、俺自身の声で名前を呼ばれ…。
深夜に好奇心で始めた「合わせ鏡」の肝試し。しかし、鏡の奥に映っていたのは、歪んだ顔でニヤニヤと笑う“もうひとりの自分たち”だった。その日から、仲間が一人ずつ消えていく。鏡に潜む、おぞましい存在の正体とは…。
夜景スポットの展望台。森の奥から、垂直に飛び跳ねる不気味な女の影が現れる。それは「ぴょんぴょん女」と呼ばれる都市伝説の存在だった。数年後、昼間に再訪した私は、その異形の正体が、失踪した友人に似ている。
怪談クラブがお届けする、夜勤のスーパーで体験した恐怖。エコバッグの奥に見えた助けを求める顔。彼女は一体誰に捕まったのか?
1997年、女子高生が立て続けに7人命を落とした。彼女たちは、妊娠の末に中絶した怨念から「七人ミサキ」となり、一人成仏するごとに新しい一人を引き込んで、その連鎖は終わらない。
ぬいぐるみと人形、どちらが好きか?」と問いかけ、答えた子どもの体を、ぬいぐるみや人形に変えてしまうという都市伝説の「オメロン博士」。それが、小学生の私と友達の前に、現実となって現れる。
1990年代初頭、カトリック系中学校に通うMさんが突然、奇行を繰り返す。何かに取り憑かれたと判断され、三つの宗派による合同の悪魔祓いが試みられるが、それは土地に潜む古き存在だった。
夜の公園に現れる、首が360度回る女「メリーゴーランドさん」。彼女の問いに答えを間違えると、首を“こっち側”にされてしまうという。怪談クラブが語る、都市に潜む異形の恐怖と、その終わらない問いかけ。
古い日本家屋の中で“選択”を迫るという、都市伝説の女「夢子」。夢の中で彼女の質問に答えるうち、その姿は徐々に歪み、恐ろしい本性を現す。怪談クラブが語る、間違えれば二度と帰れない、夢の迷宮の恐怖。
高校で囁かれる都市伝説。「18秒だけ通話すると呪われる番号」。好奇心から動画を撮りながらかけたクラスメイトのAは、不可解な現象に見舞われた後、姿を消す。彼の彼女が同じ番号にかけた時、電話の向こうから聞こえた声は…。
免許取り立ての高校時代、地元で噂される心霊スポット「蛇坂トンネル」へ肝試しに赴いた若者たち。そこは、旧日本軍の人体実験が行われたという“蛇腹村”への道だという。そこで彼らが遭遇したのは、異様な蛇の肉塊と人型が融合した「何か」だった。