怪談クラブがお届けする、街コンで出会った変わった男の話。自称「天狗」が持つ帽子に秘められた、元カノの怨念と、その末路。
怪談クラブがお届けする、夜道で体験した有名な怪談の恐怖。「テケテケ」の噂は、果たしてただの作り話だったのか。
深夜の港で、作業服や水着などバラバラな服装の六人の人影を目撃した私。「七人ミサキ」の伝説を知った私が、その怪異のターゲットになった時、難を逃れる方法を探す。怪談クラブが暴く、海辺の街に潜む、悲劇の連鎖と身代わりの恐怖。
一人旅で訪れた海沿いの町の展望台。美しい夕日を眺めていると、水平線の向こうから巨大な顔がゆっくりと近づいてくる。目を離すことができないその顔は、やがて道路脇の崖下にまで迫っていた。
昭和戦後間もないの山間の村。民俗学の教授が、村に伝わる「牛鬼」を封印する社を開放する。牛鬼は姿を現し、村人たちは次々と犠牲になる。教授と村人たちが力を合わせ、牛鬼を退治するが、その代償は想像を超えたものだった。
怪談クラブがお届けする、罠にかかった狐を助けた青年猟師の物語。人間に化けた狐がもたらす恩返しは、本当に善意なのか、古くから伝わる「恩返し」にまつわる不気味な言い伝え。
深夜、山道で迷い込んだ大学生4人組。そこに現れた廃ドライブインの窓から灯りが漏れていた。好奇心から中へ入ると、厨房から聞こえる不気味な音と、山姥のような老婆が「食っていくのかえ?」と問いかける。
豪雨の夜、避難所で臨時スタッフをしていた私。入口のガラス扉の前に、びしょ濡れの女が立っていた。彼女は水に溶けるように消え去ったが、その正体は水害で亡くなった母親の霊だという。
都内某所の古い用水路を一人で点検していた私。水面からぬっと顔を出したのは、人の皮膚と魚の鱗が重なり合ったような異形だった。怪談クラブが暴く、都市の片隅に潜む、水底の記憶に囚われた怪異。