小6の夏休み、廃校の女子トイレで肝試し。花子さんは「呼び出す」のではなく「呼ばれる」と噂される中、友人がその声に誘われる。やがて彼は奇行を繰り返し、遠い街へ。怪談クラブが暴く、廃校に潜む、遊びに誘い込む怪異の正体。
大学図書館の「閉架」で見つけた、手書きの「赤い本」。そこに挟まれた奇妙な“しおり”を境に、夢に子供が現れ、やがて現実の友人をも蝕んでいく。怪談クラブがお届けする、本に潜む、静かに広がる呪いの物語。
大学時代の男四人旅で訪れた、人知れぬ入り江。満ち潮の夜、波の向こうから聞こえる「助けて」の声は、知る者の姿と声で誘い込む“潮声”だった。友人が海の底に消えた夜から、今も続く招きの声が、あなたの耳にも響く……。怪談クラブがお届けする、海辺にまつわる恐怖。