電話のカテゴリです
一人暮らしの大学生の俺は、ある日から存在しない“彼女”にまつわる奇妙な出来事に遭遇する。俺しか知らないはずのエピソードを語る彼女の声。その正体は、目が吊り上がり、青白い肌の不気味な女だった。恐怖から引っ越した俺は、その後失踪し遺体となって発見される。そして、残されたスマホには…。
仕事帰り、誰もいない商店街で鳴り響く公衆電話。電話の向こうから聞こえてきたのは、亡くなった祖母の声だった。懐かしさに誘われ、近況を話す私。しかし、祖母の声は次第に不気味な音に変わり…。
中古で買ったスマホに、初期化しきれていなかった動画が一件だけ残っていた。再生すると、フードコートの片隅に写り込む、顔の歪んだ少年。怪談クラブが語る、デジタルに残された、不気味な存在との出会い。
友人のMから届く、「もう一人の私」の目撃談。その存在は次第に奇妙な姿へと変わっていき、ある日、Mから助けを求めるLINEが届く。電話をかけた私は、それが罠だったことを知る。
母の入院中、久しぶりに実家に戻った私。そこにかかってきたのは、懐かしいはずの、だが今は亡き姉の友達からの電話だった。その声は「今から家に行っていい?」と告げ、やがて異形の姿となって玄関に現れる。
一人暮らしのSは、非通知の不気味な電話に悩まされる。電話口の女は「いない」と囁くが、ある日「いた」と告げ、Sの生活圏にまで迫ってくる。怪談クラブが紐解く、電話番号を辿り、少しずつ距離を縮めてくるストーカーのような怪異。
昭和の古い一軒家。高校生のS子の元に、毎晩同じ時間に無音の電話がかかってくる。やがて受話器が勝手に動き出し、母は「あんたの声で電話が鳴った」と告げる。怪談クラブが語る、電話という媒体を介して、現実と「何か」を交代させようとする恐怖。
廃れた公園に立つ公衆電話で、幼い男の子が通じないはずの電話で話し、やがて私にもつながっていく。怪談クラブが紐解く、寂れた電話から始まる、悲しくも恐ろしい執着の物語