深夜のオフィス、残業中の足音、消えないメール。 働く日常の裏側には、見えない“何か”が潜んでいる。 怪談クラブがお届けする「仕事」の怪談。
夜間のごみ収集作業中、俺は路地に立つ不気味な影を目にする。それは異様に背が高く、顔は青白い、人間ではない「何か」だった。その日以来、回収現場でたびたび遭遇するその影は、俺の作業中の習慣にまで影響を及ぼし、俺は夜の街の影に怯えながら過ごすことになる。
夜間警備員の俺が担当するオフィスビルで、深夜に14階の警報が鳴った。残業禁止のはずが、そこには卓上ランプの明かりの下、仕事をするサラリーマンの姿があった。声をかけると「すいません」と答えた男。だが、その背中に近づいた瞬間、男の首が胴体から外れて…。
怪談クラブがお届けする、心霊番組のロケ中に起きた悲劇の記録。90年代、心霊番組のADだった俺は、駆け出しのタレントと霊能者と共に心霊スポットを巡っていた。
市から委託され、古い下水道の点検作業をする俺と相棒。暗く湿った管の奥で、異様な人影と出会う。骨がないように体をくねらせ、壁に消えたその男。そして相棒は、マニュアルに書かれた衝撃の真実を語りだす…。
怪談クラブがお届けする、閉店後の巨大ショッピングモールで裸足の子供を追ってしまった従業員が遭遇する恐怖の物語。
林業を営む俺が、山奥で出会った二人の女性。彼女たちは街の格好で、泥一つ付いていない。不自然な笑い方、そして宙に浮くような足元。その異様な存在の正体は、山に潜む神だったのか…。
夜の繁華街。ビルの非常階段から見下ろすと、そこにいたのは関節がぐにゃぐにゃに曲がり、ひとり踊り狂う女だった。数分後、ホストクラブから聞こえる悲鳴。そして女は、一人のホストに覆いかぶさると、そのまま消えてしまう…。
怪談クラブがお届けする、ライブハウスに棲みつく奇妙な存在の怪談。 演奏者にしか見えない客席の異変と、ステージに迫るそれの正体とは。
怪談クラブがお届けする、優しい先輩の裏に潜む“引き渡しの儀式”の恐怖譚。濡れた女の影、急に変わる先輩の顔、逃げても続く声の正体とは。
怪談クラブがお届けする、深夜のコンビニで起きた不気味な物音と正体不明の影の話。冷蔵庫の奥から響く足音と現れた指の正体とは。
怪談クラブがお届けする、空きフロアのはずの雑居ビル4階でSさんが目撃した異様な人影たちの物語。
怪談クラブがお届けする、真冬の深夜に滝へ向かった謎の女を乗せたタクシー運転手が体験した恐怖の物語。