引っ越した大規模マンションで、子供が「○○ちゃん」という新しい友達ができたと話す。しかし、その友達が住む部屋は空室で、その部屋にまつわる失踪事件が明らかになる。怪談クラブが紐解く、大規模マンションに潜む、悲劇の連鎖。
一人暮らしをするマンションの隣室の住人は、無言で睨みつけ、私を恐怖に陥れる。しかしある日、その隣人は憔悴しきった顔で、「あんたの部屋の女を何とかしてくれ」と懇願してきた。
築年数の経ったマンションのエレベーターに貼られた、深夜の利用を禁じる奇妙な貼り紙。それを無視してエレベーターに乗った私を待っていたのは、階数表示が狂う不気味な現象と、謎の人影だった。
築40年超のアパートに住み込みの管理人として就職した私。掲示板の「夜間は廊下に出るな」という奇妙な貼り紙を無視した時、異形の女が姿を現す。「702号室」への誘いと、エレベーターの異常。
一人暮らしのSは、非通知の不気味な電話に悩まされる。電話口の女は「いない」と囁くが、ある日「いた」と告げ、Sの生活圏にまで迫ってくる。怪談クラブが紐解く、電話番号を辿り、少しずつ距離を縮めてくるストーカーのような怪異。
人暮らしの大学生が実家から戻った夜、冷蔵庫の中に、昭和デザインの古い缶ジュースと、ニヤニヤ笑う女の生首を見つける。それは、見知らぬ者が家に侵入した証。怪談クラブが語る、最も安全なはずの自宅を侵食する恐怖。
宅配ボックスのないマンションに現れた、制服も荷物もない「宅配」の女。監視カメラにも映らず、誰の記憶にも残らないその存在は、やがて主人公の部屋の前に現れ、恐怖の真実を告げる。
廃れた公園に立つ公衆電話で、幼い男の子が通じないはずの電話で話し、やがて私にもつながっていく。怪談クラブが紐解く、寂れた電話から始まる、悲しくも恐ろしい執着の物語
一人暮らしを始めたばかりのアパートで、夜遅く帰宅した私を待ち受けていたのは、部屋の中から聞こえるはずのない“母の声”だった。隣人からの不気味な警告親しい人の声に化けて私を誘い込む「何か」あなたは、ドアを開けてしまうのか。怪談クラブがお届けする一編。
引っ越したばかりの隣室から聞こえるはずのない物音と、夜に灯る不気味な明かり。空室のはずのその部屋から、壁越しに囁かれる「見てたよね」という声。そこに残された、前の住人の"視線"の正体とは?怪談クラブがお届けする、マンションにまつわる恐怖。