怪談クラブがお届けする、異形にまつわる怖い話特集。人に似ているのにどこか違う輪郭、目や口の位置が合わない顔、理解できない動き。見慣れた形が少しだけ崩れていることで生まれる、本能に訴えかける不気味な恐怖を集めました。
怪談クラブがお届けする地図にも小さくしか載らない山間の村の神の話。そこには「夜、外を歩くときは鈴をつけろ」という奇妙な風習があった。好奇心から裏山に入り、空き家で見つけた掛け軸に描かれた異形。それが、村に隠された神の正体、そして鈴の音を嫌うその「神」との、命がけの一夜を呼び覚ます。
怪談クラブがお届けする、田舎に伝わる名を呼ぶ妖怪。友人の実家の近くに、廃校になった小学校がある。その学校に通っていた子が、夏休み明けにこんな話をしたという。頭が異様に大きく、逆三角形。まるで巨大なすり鉢を逆さにしたような異形。その名を口にした時、顔が、渦に、吸い込まれる。
怪談クラブがお届けする、小学生の遊び場に紛れ込んできた「山の子」の恐怖。ボロボロの服に牙のような歯を持つその子は、主人公たちを人知れない山道へ誘う。その誘いを断った直後、山から聞こえてきたのは異様な親子の声だった。
怪談クラブがお届けする、夢の中のステージに囚われた大学生の恐怖。大学二年の夏。学食で昼食をとっていた時、どこか懐かしいような曲が流れていた。明るく、少し古臭いアイドルソング。だけど、そのメロディのどこかに、微かな歪みがあった。その夜、私は夢を見た。甘いメロディの裏に潜む選ばれた者の地獄。