怪談クラブがお届けする、ゲームセンターの片隅にある奇妙なプリクラ機の物語。友人とふざけて撮影したプリクラに、見知らぬ女が写り込んでいた。
中古で買ったスマホに、初期化しきれていなかった動画が一件だけ残っていた。再生すると、フードコートの片隅に写り込む、顔の歪んだ少年。怪談クラブが語る、デジタルに残された、不気味な存在との出会い。
部活の合宿で訪れた合宿施設。職員から「入るな」と警告された203号室に、何者かが忍び込む。そこで見た、集合写真に写り込む同じ顔の女子生徒。その日から、彼女は姿なき存在に監視され始める。
心霊写真を撮るため、廃墟を訪れた写真部の大学生。現像した写真に映っていたのは、カメラを構えているはずの自分自身の顔だった。しかし、その顔は不気味に歪み、
中学の旧写真部室で見つけた、古びた井戸と不気味な影が写る一枚の写真。その日から、私を取り巻く奇妙な現象が始まり、やがて写真に写った「井戸の底」から何かが這い上がってくる。学校の怪談が、現実を侵食する。
夏休みに実家で見つけた古いアルバム。見知らぬ子供たちの写真の中に、養子に出されていた幼い私が写っていた。行方不明の男の子の声が写真から聞こえ、怪異はスマホを介して私に迫る。怪談クラブがお届けする、過去の因縁から始まる、デジタルを侵食する恐怖。