部活の合宿で訪れた合宿施設。職員から「入るな」と警告された203号室に、何者かが忍び込む。そこで見た、集合写真に写り込む同じ顔の女子生徒。その日から、彼女は姿なき存在に監視され始める。
部活後の体育館。戸締まりを任された亜希が、倉庫から聞こえる不審な物音に声をかけると、倉庫の奥には見覚えがない扉がある。怪談クラブがお届けする、体育館で起こる怪異
中学2年生のKちゃんは、放課後の旧校舎の女子トイレで、隣の個室から聞こえる「こっち、きて」という声に違和感を覚える。そして、床下から這い出てきた異様に細く白い「指」が、Kちゃんの足元に迫る。
中学校の旧校舎に伝わる、七限目にだけ開く「消える階段」の噂。好奇心から足を踏み入れた私は、階段の降りているつもりが登っている感覚に。そして出口がわからなくなる。
遊び半分で始めた「コックリさん」。十円玉が友人の名前を指し、儀式は終わらない。やがて友人は人格が変わり、不登校になる。机の中から見つかった、破ったはずの紙が告げる「まだ帰っていません」の言葉。
高校で囁かれる都市伝説。「18秒だけ通話すると呪われる番号」。好奇心から動画を撮りながらかけたクラスメイトのAは、不可解な現象に見舞われた後、姿を消す。彼の彼女が同じ番号にかけた時、電話の向こうから聞こえた声は…。
卒業制作で球体関節人形を制作する美大生・由佳。インスピレーションを求めて見つけた古いアルバムには、見知らぬ少女が写り込んでいた。その少女をモデルに人形を完成させた時から、怪異は始まり、やがて由佳自身もその人形に存在を乗っ取られていく。
小学6年で転校した先で、Kは旧校舎の女子トイレに潜む「花子さん」の噂を聞く。好奇心から呼びかけた先に現れたのは...。怪談クラブが暴く、姿なき存在に囚われた少年の、終わりなき悪夢。
小6の夏休み、廃校の女子トイレで肝試し。花子さんは「呼び出す」のではなく「呼ばれる」と噂される中、友人がその声に誘われる。やがて彼は奇行を繰り返し、遠い街へ。怪談クラブが暴く、廃校に潜む、遊びに誘い込む怪異の正体。
小学五年の遠足で、バスの点呼時に人数が一人多いという奇妙な現象が起こる。帰りのバスでは、窓に映る不気味な子供の姿と目が合い、その存在は日常にまで迫る。
深夜、肝試しで訪れた廃校の放送室。マイクのスイッチを入れると、無人のスピーカーから「今うしろ」という返事が。笑い声が繰り返される中、出口の扉に映る誰かの顔。怪談クラブが暴く、廃校に潜む、遊び半分で挑んだ者に降りかかる恐怖。
高校の美術室に置かれた、笑っているように見える石膏像「マチコの生首」。その顔は日ごとに変化し、写真に収めると異形の姿を現す。やがて、その像は誰もいない部室から笑い声を響かせ始める。