パチンコ屋で大勝ちし、気分良くトイレに入った俺は、個室にいる「異様に背の高い男」に遭遇する。不気味な声に怯えて店を後にするが、後日、常連のオバサンから聞いた話は、さらに俺を恐怖の底に突き落とす。そして大負けした日、再び現れた男が発した言葉は…。
30年前に廃校となった小学校で、同窓会を開いた俺たち。木造の校舎で旧交を温める中、同級生の一人が「上半身だけの子供を見た」と言い出す。その直後、電気が消え、悲鳴が響き渡る。気づくと、そこにいるのは俺一人。そして、窓ガラスに映る「同級生たち」の姿を見て、俺は絶叫するが…。
深夜、男女4人で立ち寄った公衆トイレ。使用中の個室から覗く不気味な女の顔を、鏡越しに見てしまった。やがて、個室にチェックしようとする友人のC。怪談クラブが紐解く、鏡の中にだけ真実を映し出す、トイレに潜む怪異の恐怖。
中学2年生のKちゃんは、放課後の旧校舎の女子トイレで、隣の個室から聞こえる「こっち、きて」という声に違和感を覚える。そして、床下から這い出てきた異様に細く白い「指」が、Kちゃんの足元に迫る。
小学6年で転校した先で、Kは旧校舎の女子トイレに潜む「花子さん」の噂を聞く。好奇心から呼びかけた先に現れたのは...。怪談クラブが暴く、姿なき存在に囚われた少年の、終わりなき悪夢。
私たちの学校には奇妙な七不思議があった。文化祭の準備で遅くまで残ったある日、校内放送からの不気味な警告と、奇妙なタイミングで現れる「逆さまの女」の噂。底知れない闇、怪談クラブがお届けする一編。