怪談クラブがお届けする、空室にまつわる怖い話特集。誰も住んでいないはずの部屋で続く生活音、点いていないはずの明かり、開かないはずの扉。記録上は空室のままなのに痕跡だけが増えていき、隣にあるはずの距離が崩れていく恐怖を集めました。
怪談クラブがお届けする空き家に引っ越してからだんだんおかしくなていく同僚の話。同僚の三浦が転勤先で引っ越した家は、前住人が逃げ出した「空き家」だった。入居直後から異様な気配と夜中に廊下を這う音に苛まれる。誰もいないはずの家から感じられる不気味な視線とは。
怪談クラブがお届けする、都会の密室に潜む視線の怪。社会人二年目の春、私は駅から徒歩五分のマンションに引っ越した。五階建ての五階。都心にしては驚くほど静かで、住み心地も悪くなかった。隣室は空室のはずなのに、夜ごと壁の向こうから聞こえる声が、あなたを見つめている。