怪談クラブがお届けする“歌う幽霊”の物語。 夜の校舎に響く四重唱。その旋律を聞いた者は、もう二度と帰れない。
怪談クラブがお届けする、出張先の地方都市で遭遇した幻の弁当屋の物語。ヨボヨボの老婆と異様に太い腕を持つ「奥の人」が作る弁当は、極上の美味。その店は、地元の人間には見えず、旅人にしか現れない時空の隙間に存在していた。
怪談クラブがお届けする、心霊スポットとして有名な廃墟ホテルで起きた神隠し。地下へと続く底なしの階段に迷い込んだ若者たち。出口を尋ねた彼らを待っていたのは、体が崩れ落ちるスーツ姿の男と、突如として消えたホテルの真実だった。
怪談クラブがお届けする、夜の廃墟探索配信にまつわる恐ろしい話。見覚えのある廃墟の画面に映り込んだ、顔の白いスーツ姿の男。配信者が助けを求めた直後、配信は途絶え、数日後、その廃墟で男と「一体化」した姿が目撃される。
怪談クラブがお届けする、深夜のカラオケ店で起こった出来事。隣の部屋から聞こえてくる、人間離れした歌声。その部屋を覗いたことで、語り手は店に隠された恐ろしい秘密を知ることになる。
怪談クラブがお届けする、設備工事のアルバイトでパイプの中に見た奇妙な「顔」の話。無表情なその顔は錯覚か、それとも鉄管の中に閉じ込められた人間の怨念なのか…。
怪談クラブがお届けする、深夜の大学図書館にまつわる恐怖体験。閉館時間を過ぎ、閉じ込められた語り手を待ち受けていたのは、浪人生を名乗る不気味な男と、彼が誘い込む闇の世界だった…。
怪談クラブがお届けする、小学生時代の探検ごっこで迷い込んだ、時が止まった廃墟での恐怖体験。押し入れで見た、笑う家族の姿と、彼らの永遠の「おもてなし」とは…。
飲み会の帰り、終電で眠り込んでしまった俺が目を覚ますと、そこは誰もいない見知らぬ駅だった。唯一いた駅員は「みなさん、ここで降りられます」と不気味に笑う。改札を抜けた先には、顔のない男や無数の人影が佇む、異様に広い構内が広がっていた。俺は必死で逃げ出すが…。
深夜、終電間際の駅。疲れて駅に向かう俺の前に、見慣れない階段が現れた。何気なく降りた先は、見慣れた駅に「似た」異空間。不気味な乗客が乗る電車に乗り込もうとした時、謎の男に助けられるが…。
仕事帰り、誰もいない商店街で鳴り響く公衆電話。電話の向こうから聞こえてきたのは、亡くなった祖母の声だった。懐かしさに誘われ、近況を話す私。しかし、祖母の声は次第に不気味な音に変わり…。
深夜、海沿いの国道を一人で走る私。並走する不気味な人影は、やがて首を伸ばし、顔を覗き込んでくる。怪談クラブが紐解く、道祖神の手前まで追ってくる、海に潜む怨霊の恐怖。