穏やかな波の下に、古い記憶と“何か”が眠っている。 浜辺、灯台、漁港──人の届かぬ深海の闇が呼んでいる。 怪談クラブがお届けする「海」の怪談。
怪談クラブがお届けする、港湾の埋立地で語られる七人ミサキの怪談。七人で現れ、欠けた数を必ず補う存在に目をつけられたとき、逃げ道はあるのか。
怪談クラブがお届けする、海辺の町で起きた奇妙な夕暮れの出来事。 沈む夕陽の向こうから現れたのは、美しい景色を飲み込むほど巨大な顔だった。
怪談クラブがお届けする、海の底から釣り上げられた何か。大学時代の友人、中野さんが突然連絡してきた。「すげぇ場所を見つけた。一緒に行こう」その声は、どこか浮き足立っていた。当日、珍しく高熱を出して寝込んでしまった。うなされていたときスマホが鳴った。「すげえのが釣れた」中野さんが言う。嫌な予感がした。
怪談クラブがお届けする、潮の満ち引きで姿を現す沈んだ鳥居にまつわる恐怖体験。大学の夏休み、俺は彼女と海沿いの町を旅行した。宿で夕食をとっていると、同じ時間に来ていた初老の男性が話しかけてきた。潮が引いたときだけ海中に姿を現すという鳥居。封じられた岬に誘った謎の男の正体とは。
怪談クラブがお届けする海辺に現れた不可解な潮だまりの恐怖譚。小学生の頃、家族で毎年訪れていた静かな海水浴場があった。人気は少なかったが、落ち着いた雰囲気と穏やかな波が心地よく、取り残された魚のきらめきの奥に潜むものが、子どもたちを静かに引き寄せる。
怪談クラブがお届けする、秋の海で起きた不気味な出来事の怪談。静かな漁村の民宿で出会ったのは、夜の海へと誘う存在だった。波打ち際に立つ白い女と、意味深な女将の言葉。その誘いに応じた先には、逃れられない何かが待っている。
怪談クラブがお届けする、海が呼ぶ声の話。大学二年の夏。俺たち男四人は、都会の喧騒を離れ、海沿いの古びた旅館に泊まった。有名な観光地でもなく、地図にもろくに載っていないような静かな入り江。潮騒に紛れて聞こえる「助けて」は、本当に人の声なのか。 その名を呼ばれた時、もう戻ることはできない。
怪談クラブがお届けする、夏の海に現れる狭間道の怪。俺の祖父が住んでいたのは、そんな小さな海辺の町だった。潮が最も引く日にだけ現れる石道と、海の底に沈んだ神社。この世とあの世の狭間が繋がる限られた時間帯。海から呼ぶのは、あの日から帰れなくなった子供たちの声なのか。