怪談クラブがお届けするライブ配信の怪談。ライブ配信のリンクをタップすると、体育館のようなホールが映り込み、本格的な映像が流れた。その時、違和感に気づいた。一人だけ、明らかに動きがおかしい女がいた。配信映像に紛れ込んだ女は観客ではなく、こちら側を見つめていたのかもしれない。
怪談クラブがお届けする「踊ってみた」。スマホを手に取り、なんとなくSNSを開いた。深夜の動画漁り、あの、どうでもいい投稿を延々と見てしまう時間帯だ。深夜のSNSで見つけた「踊る女」の動画。消えたはずの投稿、聞こえた「たすけて」の声。「はい/いいえ」の選択が、あなたの最後のタップになるかもしれない。
怪談クラブがお届けする「駆け込み乗車」。終電間際、ホームに響く駆け足の音。発車ベルが鳴り、ドアが閉まろうとしたその瞬間。スーツ姿の若い男がイヤホンをつけたまま駆け込んできた。手ぶらで、焦ったように。危ないな、と思った次の瞬間。ガンッ。鈍い音がして、男の首がドアに挟まれた。
怪談クラブがお届けする「ハマくん」。クラスの人気者。でも、幼なじみのユウトだけは、なぜかハマくんを避けていた。ある日、ユウトに聞いた。「なんでハマくん嫌いなの?」ユウトは真顔で言った。「あのハマくんって子、クラスにいないよね?」でも、名簿にはいない。その笑顔の裏に隠れていたのは、人の形をしたなにかだった。
怪談クラブがお届けする「メリーさんからの電話」。子どもの頃、誰もが一度は聞いたことがある怪談があった。捨てられた人形、メリーさんからの電話。「わたしメリーさん、今○○にいるの」子どもの頃に聞いた都市伝説が、現実になった夜。 「今、あなたの後ろにいるの」その言葉を、本物の声で聞いてしまったら。
怪談クラブがお届けする「深夜のサウナ」。出張先のホテルで深夜に訪れたサウナ。サウナの扉を覗くと中は真っ暗で、「ああ、もう終わりか」と思ったその瞬間、パッと明かりがついた。中には4人の男が座っていた。 そこにいた4人の男と、奇妙なテレビ番組汗ではなく、冷たい恐怖が滲み出す夜。
怪談クラブがお届けする「魅惑の団地妻」。古びた団地に越してきた青年が出会った、美しい奥さん。ある夕方、ゴミを捨てに行ったとき、30代くらいの若い奥さんが、しゃがんでゴミをまとめていた。この団地では珍しい若さだ。「こんばんは」と声をかけると、「こんにちは」と少しずれた返事が返ってきた。
怪談クラブがお届けする「すれ違う人」。仕事帰り、夜の住宅街を歩くと、 いつもすれ違う人がいる。三十代くらいの男性で、スーツ姿。特に変な人ではないが、いつもぶつかりそうなほど近くを通る。だがある日、その人が自分の家から出てきた。相手はゆっくりとこちらを振り向く。「……やっと、さわれましたね」
怪談クラブがお届けする「スナックの呼び出し」 閉店したはずの店から深夜の無線呼び出し。 懐かしいママの声に応じた運転手を待っていたのは、異様な客だった。
怪談クラブがお届けする「飲み屋であったおじさん」昔から酒が好きで、酔うと懐っこくなるタイプだ。たまに本当に気の合う人に出会うこともある。そのひとりが「おじさん」だった。酔いの勢いでついていった先は、河原の家。そこは、あたたかくて二度と帰れない場所だった。
怪談クラブがお届けする「宅配ロッカーの声」。仕事が遅くなり、マンションに着いたのは夜の十一時を過ぎていた。エントランスに入り、宅配ロッカーの前を通った時だった。かすかな声がした。あけて。夜のマンションで聞こえた小さな声。 助けを求めるそれは、本当に中の人だったのか。
怪談クラブがお届けする「気になる迷惑メール」。件名は「助けて」。本文には見知らぬ名前と、奇妙な文面が並んでいた。それはただのスパムのはずだった。だが、メールの中に自分の家族の名前が書かれていたとしたら?徐々に変わっていく内容。そして最後は両親の名前が出る。