俺が幼い頃、毎晩のように見た悪夢。内容は毎回違うのに、必ず最後は「脇腹を刺される」という結末を迎える。夢とは思えないほどのリアルな痛みに、俺は目を覚ますたびうずくまって震えていた。大人になった今でも鮮明に覚えているその痛みは、本当に夢だったのだろうか。
パチンコ屋で大勝ちし、気分良くトイレに入った俺は、個室にいる「異様に背の高い男」に遭遇する。不気味な声に怯えて店を後にするが、後日、常連のオバサンから聞いた話は、さらに俺を恐怖の底に突き落とす。そして大負けした日、再び現れた男が発した言葉は…。
30年前に廃校となった小学校で、同窓会を開いた俺たち。木造の校舎で旧交を温める中、同級生の一人が「上半身だけの子供を見た」と言い出す。その直後、電気が消え、悲鳴が響き渡る。気づくと、そこにいるのは俺一人。そして、窓ガラスに映る「同級生たち」の姿を見て、俺は絶叫するが…。
会社の健康診断で訪れた医院は、今年は様子がおかしかった。薄暗い待合室、不気味に笑う受付、怪我だらけの患者たち。診察室に通された俺は「すぐ手術」と告げられ、意識を失う。次に目覚めた時、そこはいつもの医院だったが…。それ以来、俺だけが街中に紛れる「人間じゃないもの」が見えるようになってしまう。
深夜の終電間際、いつもの地下鉄の駅で開いていた職員用の鉄扉。興味本位で足を踏み入れた先は、どこまでも続く薄暗い通路だった。奥の空間で、私が見たのは、無表情で立ち尽くす無数の人影。声を揃えて発された言葉に、
一人暮らしの大学生の俺は、ある日から存在しない“彼女”にまつわる奇妙な出来事に遭遇する。俺しか知らないはずのエピソードを語る彼女の声。その正体は、目が吊り上がり、青白い肌の不気味な女だった。恐怖から引っ越した俺は、その後失踪し遺体となって発見される。そして、残されたスマホには…。
深夜、終電間際の駅。疲れて駅に向かう俺の前に、見慣れない階段が現れた。何気なく降りた先は、見慣れた駅に「似た」異空間。不気味な乗客が乗る電車に乗り込もうとした時、謎の男に助けられるが…。
新米管理人として働き始めた俺は、前任者から「9階の空室には関わるな」と忠告される。水滴の跡、壁に溶け込む人影、複数の声が重なる不気味なインターホン。そして、その部屋の秘密を知る老婆が語った、恐ろしい過去。関わってはいけないその部屋に、多くの人が消えていた…。
夜間警備員の俺が担当するオフィスビルで、深夜に14階の警報が鳴った。残業禁止のはずが、そこには卓上ランプの明かりの下、仕事をするサラリーマンの姿があった。声をかけると「すいません」と答えた男。だが、その背中に近づいた瞬間、男の首が胴体から外れて…。
友人と飲みに行った帰り道、古びたバス停で最終バスを待った俺たち。やってきたバスに乗り込むと、そこは昭和のネオンが輝く見知らぬ町だった。不気味な警官に連行された先で、助けを求める男の囁き声を聞き、必死に逃げ出すが…。
怪談クラブがお届けする、ゲームセンターの片隅にある奇妙なプリクラ機の物語。友人とふざけて撮影したプリクラに、見知らぬ女が写り込んでいた。
まだガラケーが主流だった頃。俺はネットで「奇妙な生物」を飼育する日記を見つけた。声真似をし、目が数を増していくその生き物。ある日、サイトは更新を停止する。数年後、社会人になった俺の前に、あのサイトの生き物らしき異形が現れた。そして、俺自身の声で名前を呼ばれ…。